宝塚記念 見解① キングカメハメハ産駒

 

ついに今週は宝塚記念ですね

枠順も昨日発表されましたので見解を書いていこうと思います

 

まずこのレースをどう予想しようかと考え、過去のレースを見てみると...

さっぱりですね笑

スローペースでしっかり前残りのレースもあればハイペースなのに前残りもあり、スローペースなのに差しが決まっていたりと、過去レースからはとても展開が読みづらいですね

先週の阪神を見ているとかなり馬場が荒れていて、週中も雨がずっと降っていたそうなので今週はかなり時計のかかる馬場になるのでは、と見ています

時計のかかる馬場で注目すべきなのは、やはり前目に折り合える馬とパワー血統ですよね

 

ということで今回出走するメンバーを血統的に見ると、大きく分けて①キングカメハメハ産駒、②ディープインパクト産駒、③ハーツクライ産駒、(④その他)の3つに分けることができます

 

今回は①のキングカメハメハ産駒の馬について見ていきたいと思います

f:id:ryokeiba:20160624153357p:plain

これは2013年から2015年の阪神芝2200mで行われたレースの種牡馬別のデータです

この表を見てもらうとわかるように、一番好走しているのはキングカメハメハ産駒と言えるでしょう、またディープインパクト産駒に関して言えば、1着でくる確率は低いが2,3着にはキングカメハメハ産駒とあまり変わりなくくるといったところでしょうか

そしてハーツクライ産駒は...あまり買いたくないデータですね

 

今年出走するキングカメハメハ産駒は、ドゥラメンテラブリーデイヤマカツエースヒットザターゲットの4頭です

ドゥラメンテ、この馬は...さすがに買いです、あらを探す方が難しいです笑

ラブリーデイ、この馬はかなり取捨が難しいですね、去年ほどの勢いはなくなったとはいえ、今年も4着が2回と大敗はしてません、鞍上は先行がうまいルメール騎手なので、久しぶりの騎乗とはいえ少しプラスなのではないでしょうか、また枠順も3枠6番と先行馬にとっては嬉しい内枠でした、そして血統を見ると母がダンスインザダーク産駒で、パワー、スタミナのあるサンデーサイレンス系ですし、母母父がトニービン産駒で、こちらからもパワーがある血を引いています、今回の重く時計のかかる阪神ではその辺のディープ産駒よりは十分買いだと自分は思います笑

そしてヤマカツエース、いくらキンカメ産駒で鳴尾記念が叩きだと言ってもこの馬より買いたい馬は全然いるので今回は厳しそうです、弱い馬ではないとは思いますが...

ヒットザターゲットはちょっと迷いますね、というのもここ三年、ショウナンパンドラヴィルシーナジェンティルドンナ牝馬が圏内に来ているからです、しかしこの3頭はディープ産駒なのでキングカメハメハ産駒の牝馬はどうなんでしょう、少し怖いですが、年齢、鞍上を考えるとここは切って良さげです

 

ということで今回はキングカメハメハ産駒の4頭について見ていきました

結論としてはドゥラメンテラブリーデイが買いですね

個人的にラブリーデイは枠もいいですしもしかしたら連覇も、と期待しているので頑張ってほしいです

 

次回はディープインパクト産駒について書きたいと思います

お楽しみに!

血統の重要性

 

お久しぶりです

日本ダービー以来の投稿になります

 

PCが壊れていてブログを書くことができませんでした...

しっかり修理したのでまた今日からブログを再開したいと思います

今週は宝塚記念がありますしね!

 

さて、タイトルにもありますように今日は競馬予想においての血統というファクターの重要性について書きたいと思います。

 

先日、自分の競馬の師匠にお会いする機会がありました。自分に競馬の面白さを教えていただき、今でもお世話になっていて、本当に尊敬している2つ上の先輩です

彼は予想をする上でとても血統を重視しており、先日お会いした日も平場を三連単軸2頭マルチ12点ほどで次々と当てていき、敵わないなと痛感しました笑

 

自分に限らずみなさんも予想をする際に大きく分けて、データ・調教(パドック)・血統の3つのファクター(要素)を見ているのではないのでしょうか。

1つ目のデータは、重賞であればこのレースは毎年内枠が好走している、ペースが遅くなりやすく差し追込みはあまり来ない、など、平場であれば前走この馬は同じ舞台で最後脚が止まっていたから距離があっていない、この騎手は多頭数の時の内枠の逃げがうまい、などといったものです。

2つ目の調教やパドックは、一週前や最終追い切りの場所・タイム・映像を踏まえて調子が良さそうな馬を見つけるといった感じです。

3つ目の血統は、1つめのデータに近いのですが、過去このレースはディープ産駒でも母型にミスプロ系の血が入ってないと来ない、この時期の芝は時計のかかる馬場でトニービン系がめっぽう強い、などといったもので、データの中でも特に血統に注目してみているといった感じでしょうか。

 

多くの人がこの3つを踏まえた上で予想をしていると思うのですが、どこに比重を置くかは人それぞれだと思います。

自分の師匠はこの3つの中で、とりわけ血統に重きを置いて予想をしているので、なぜそんなに血統にこだわるのか聞いたところ、興味深い答えが返ってきました

それは

 

多くの人が血統は難しい、覚えるのが面倒といった理由であまり重視せずに馬券を買う。なのでデータや調教的に見て買いの穴馬は売れるのに、血統的に買いという穴馬はあまり売れない。その結果、データや調教的に買いの穴馬がきたときは、ある程度人気しているため中穴くらいになっており、あまり配当がつかないが、血統的に買いの穴馬がきたときは売れていないことが多く、人気からすると大穴と呼ばれる人気薄なので当たりさえすれば相当な配当がつく。

というものでした

 

要は、データや調教的に見て絶対買えない馬が血統ではかえるというものですね

この話を聞いて、言われてみれば確かにその通りだと思いました

例えばキタサンブラックなんかは血統的にみれば絶対買えませんが、さすがに人気もしていますし、なんだかんだ好走もしているから買っとくかとなりますよね

けれどカレンミロティックなんかは唯一買えるとしたら血統だけで、データ的には買えないので切ろうと思っている人が多く全然人気しなかった結果、血統を重視してカレンミロティックを拾えると、高配当な馬券を当てることができた、なんて感じかなと自分なりに解釈しました。

 

血統は確かに難しいし覚えるのも大変ですが、この話を聞くと自分が思っているよりも重要なファクターなのかなと感じましたし、これを機に血統というものをもっと深く理解して予想に役立てようと思いました

みなさんもぜひ血統に注目して競馬を楽しんでみてください!

 

今週は宝塚記念なので、予想の方も頑張りたいと思います

ではまた!

日本ダービー 回顧

 

日本ダービーが今年も終わってしまいました

 

結果は

 

f:id:ryokeiba:20160602211126p:plain


人気どころでの決着でしたね

マカヒキ並びに川田騎手、本当におめでとうございました!!

さすがに追い込み一気では勝てないと判断したのか、中団につけての競馬はいい判断になりしたね

個人的に応援していたスマートオーディンは、ダメでしたね...

ディーマジェスティの後ろにピタっとつけていたのですが、ディーマジェスティが伸びなかったので進路があかず6着でした

一方後方から上がり1位の脚を使ってきたリオンディーズは5位でしたが底力を見せつけられました

また、さすが武豊騎手です、完璧な騎乗で、エアスピネルを4着に持ってきました、もし3着に来られてたらと考えると...恐れ入りました笑


そして今回のレースでは何よりもサトノダイヤモンドの鞍上ルメール騎乗と、エアスピネルの鞍上武豊騎手ですね

直線ではやくも先頭にたったエアスピネル、おそらく少し右に寄るだけで簡単にマカヒキをブロックできました

またマカヒキよりも先に伸びはじめたサトノダイヤモンドルメール騎手も内に寄ればマカヒキをブロックできていました

今のJRAの進路の妨害の基準ではあのタイミングでブロックしても、マカヒキが全く伸びてきていなかったので、降着になることはなかったと思いますが、お二方とも最後まで真っ直ぐに進路をとり真剣勝負でしたね

だからこそあのような手に汗握る痺れるレースになったんだと思います

トップジョッキーのフェアプレイの精神が垣間見える、年に一度の大舞台にふさわしい、素晴らしいレースでした

また改めて競馬の面白さを再認識させてくれるレースでもありました

来週からは新馬戦が始まります

来年のダービーに向けてまた新たな一年がスタートするわけです

もう楽しみです笑


そして来週は安田記念です

予想の方も頑張ります!

日本ダービー 買い目発表!!

 

第83回東京優駿日本ダービーまであと1日です

 

今週はダービーについて色々と考えました

 

今年の3歳は強豪がひしめき合っていて、とてもレースが楽しみです

 

色々と考えた結果、最終的にどの馬も強くてなかなか決められなかったので、自分の好きな馬、応援している馬から買おう!!という結論に至りました笑

 

前回の記事()でも述べたように今回の本命はスマートオーディンにしました

結果買い目は

 

馬単流し

オーディン→ディーマ、マカヒキ、エアスピ、サトノ、リオン、ヴァンキッシュ
マカヒキ→オーディン

三連単フォーメーション
1着:ディーマ
2着:マカヒキ、エアスピ、サトノ、オーディン、リオン、ヴァン
3着:マカヒキ、エアスピ、マウント、オーディン、リオン、レッド、ヴァン

 

というふうになりました

 

やはりディーマジェスティはデータ的に軽視できませんでした、三連単の頭固定で買うことにしました

リオンディーズはまた折り合いを欠いて、かかってしまう不安が捨てきれず、頭では買えませんでした

サトノダイヤモンドが頭でくるときは、スマートオーディンやマカヒキは頑張ってもおそらく三着という展開でしょうから、点数が多くなってしまいますしオッズもつかないため今回は頭では買いません、頭でこないことを願います笑

またマカヒキが頭でくるときは、スマートオーディンにも有利な展開となっているため、マカヒキ→オーディン馬単だけおさえておくことにしました。

 

それでは明日、楽しみましょう!!

日本ダービー 枠順と追い切りから展開予想・印発表

 

ついに明後日は東京優駿日本ダービーですね!

 

さて、枠順が発表されました

 

f:id:ryokeiba:20160527181349p:plain

 

圧倒的有利とされる1枠にデァーマジェスティがはいりましたね、またマカヒキも2枠3番と内枠をひきました

リオンディーズは12番と少し外めの枠になり、折り合いを欠いてしまわないか不安ではあります

エアスピネル、サトノダイヤモンド、スマートオーディンは内でも外でもなく比較的競馬がしやすいのではないかなと思われます

個人的に少し注目していたヴァンキッシュランなのですが、14番という外めの枠となってしまいました...しかし昨年のドゥラメンテも同じ14番で勝っているのでポジティブにとらえることにしました笑

 

枠順を見てみるとやはりディーマジェスティ、が有利そうですがマカヒキはおそらく直線で大外を回すと思われるのでそこまで有利というわけではなさそうです

あとリオンディーズ、ヴァンキッシュランが少し不利かなといったところです

 

次に追い切りについて見てみたいと思います

さすが7強と呼ばれるだけあって、どの馬もしっかり仕上げてきましたね

正直優劣はほぼつけれません笑

気になるところで言えばサトノダイヤモンドでしょうか、かなりハードに追われていて、タイムも出ています、これをプラスとみるかマイナスとみるかですね

 よく動けているとみる人もいるでしょうし、強めに追われないとこのタイムが出ないというのはどうなのと思う人もいるでしょう

あとはヴァンキッシュランですかね、青葉賞ローテで疲れが残らないようあまり追わないのではと思っていたのですが1週前はある程度追われていました、これもまた、疲れないよう最終追い切りは流したととるか、十分に仕上がっているから流したととるかですね

このレベルになってしまうと追い切りは正直今の自分にはわかりません、すみません

今後追い切りに注目して勉強していかなければと思った次第です

追い切りに関しては新聞や追い切り評価に定評のある方の評価を見るのがいいかもしれません

 

最後に展開を考えたいと思います

まずマイネルハニーがハナをとって逃げ、最内のディーマジェスティは中団後方に控えて、マカヒキは後方まで下げるでしょう

エアスピネル、サトノダイヤモンド、リオンディーズは中団待機といったところでしょうが、自分は外から行くリオンディーズはなんだかんだ先行集団についていってしまうと思います

ヴァンキッシュランは外枠なので、スタートが良ければ先行するかもしれません、というより先行した方が有利にレースを運べるのではないかなと思っています、まあ先行はなくても中団前目で競馬をしそうです

スマートオーディンはペースにもよると思いますが、平均〜ハイで流れるようならディーマジェスティを前に見て、後ろにはマカヒキという位置取りになるのではないでしょうか

このレースはリオンディーズがキーになると自分は思います

皐月賞のように後ろにマウントロブソンをつけられ、かかってしまうようでしたら、ディーマジェスティ、マカヒキ、スマートオーディンあたりが来るでしょうし、ある程度折り合うことができると、中団のサトノダイヤモンド、ヴァンキッシュラン、リオンディーズ自身もきそうですね

 

先日の見解ではディーマジェスティを低く評価したのですが、1枠1番の圧倒的有利な枠に入り、過去のデータ的には相当信頼できるものがあり、瞬発力はないが持続的な脚をあると思いハイペースの時はもちろん、リオンディーズが折り合えて末脚勝負になってもサトノダイヤモンド、エアスピネル、ヴァンキッシュランよりは先着すると自分は思っています

 

なのでポイントとしては後方追い込みがどこまでくるのかといったところです

ペースにもよりますが最後の直線では、中団のサトノダイヤモンド、エアスピネル、ヴァンキッシュランがスピードを上げたところを、ディーマジェスティが比較的早い段階で交わし、最後に後ろからマカヒキ、スマートオーディンが追い込んできて間に合うかどうか、というようなレースになるのではないかなと思っています

 

ディーマジェスティが直線で外回してきたとしても、マカヒキはそのさらに外を通らないといけないので、そのままディーマジェスティが押し切るかもしれません

一方スマートオーディンはおそらくコーナーでまくって、直線に入る頃にはディーマジェスティのすぐ後ろでディーマジェスティをマークし、直線に入りディーマジェスティがスパートをかけスペースをできるのを待ち残り200を切ったあたりから発進という感じかと思われます

リオンディーズが折り合うことができてしまうとここにサトノダイヤモンド、エアスピネル、ヴァンキッシュラン、リオンディーズも競ってくると思われます

と考えると大外ブン回しのマカヒキよりスマートオーディンの方が柔軟性のある競馬ができ、リオンディーズが折り合えた時の横一列直線末脚勝負となった時でも対応できるのかなと感じます

 

なので、最終的に自分は

◎スマートオーディン
◯ディーマジェスティ
▲マカヒキ
△リオン
ヴァンキッシュ
★サトノ
☆エアスピネル

という印を打つことにしました!!

 

がしかし、リオンディーズが完璧に折り合えて末脚を炸裂させると頭もあるので、リオンディーズの単勝は別で買おうと思ったんですが...

今のところリオンディーズ単勝一番人気みたいですね...買い目はまた考えてからアップします!

 

日本ダービー 有力馬 見解 まとめ

 
ここまで有力馬7頭を一頭ずつ見てきたので、最後にまとめたいと思います
 

f:id:ryokeiba:20160526120146p:plain

 
まずダービーは過去のレースを見てもドスローのペースで前残りというレースはあまりなく、平均〜ハイペースで流れていること、またスローなペースで流れてきても実力のある差し・追い込み馬がしっかりと成績を残しているということから、おそらく今年も直線での差し脚勝負になるのではないかと読んでいます
 
そこで各馬、過去のレースの上がり3ハロンに注目して見てきました
 
さすがにレベルの高い世代だけあってどの馬も強いのですがあえて優劣をつけようとすると
 
マカヒキ≧サトノダイヤモンド・スマートオーディン≧リオンディーズ・ヴァンキッシュラン>ディーマジェスティ>エアスピネル
 
となりました
これはあくまでも上がり3ハロンに注目したときの優劣であり、枠や追い切りの状態で変化することもあります、というか変化します絶対
 
やはりポイントとなったのはディーマジェスティでしょうか、皐月賞を勝っているとはいえ、上がりの脚がこの馬よりいい馬が多かったので評価を落としました
 
またサトノダイヤモンドはまだ本気で走ってないというルメール騎手の言葉を信じ、期待も込めて評価を上げました
 
あとはまぁ比較的人気通りになるんじゃないかなと思ってます
 
ただ、馬場が重くなり時計がかかるようであればリオンディーズ、ヴァンキッシュランはパワーがあるので面白いです、逆にマカヒキなどは脚がいきてこないかもしれません
 
...これを書いていたらちょうど枠順が発表されましたね...
なんで評価を下げたディーマジェスティは好走が多い1枠に入っちゃうんだ...
考え直しが必要みたいです...
 
次は追い切りと枠順を踏まえた上で、この7頭はもちろん、レースの展開などを考察していこうと思います!!

日本ダービー 有力馬 見解⑦ エアスピネル

 

 七頭目はエアスピネルです

 
この馬がデイリー杯で勝ったときは世代最強馬が出てきたなと思ったのですが...
朝日杯、弥生賞とリオンディーズ、マカヒキに力の差をつけられてしまいました
 
今回注目している上がりの脚を見てみると
 

f:id:ryokeiba:20160526115948p:plain

 
基本34秒台、よくて33秒台といったところです
同じキンカメ産駒でも末脚ではリオンディーズに負けてしまいますね
 
皐月賞でも少々の不利はあったにせよ、あのハイペースでハナに立っていたリオンディーズと競っているようではこの馬よりリオンディーズの方が強いのは確実です
正直この馬がダービーを勝つことはあまり考えられません
 
ストロングポイントは鞍上武豊騎手に限ります
武豊騎手が5度もダービーで勝っているので、うまく回してこれると2.3着はあるかもしれません
 
2着に来てくれると馬券的には美味しいので、追い切りを順調にこなし、内枠をひける運を引き寄せて武豊騎手に頑張ってほしいですね

日本ダービー 有力馬 見解⑥ ヴァンキッシュラン

 
六頭目はヴァンキッシュランです
 
この馬の青葉賞の勝ち方を見ると、直線でもあまり追われず余裕を残して勝っているように見えますね
サトノダイヤモンドと同様、この馬もまだ実力を出し切ってないと感じるので、真の実力はわからないのではないかなというのが正直な感想です
 

f:id:ryokeiba:20160526115653p:plain

 
過去のレースの上がり3ハロンを見てみると、基本34秒台といったところでしょうか
東京2400を二回使って成績を残せていますので、距離適性は十分にありそうです
しかし逆に言えば、この東京2400を二回、阪神2000を使ってくるというローテーションが、青葉賞ローテ組のダービーでの成績不振につながっていると言えるでしょう
 
まだ完全には馬体が成長していない3歳で長距離を短期間で使ってくると、どうしても疲れが残ってしまうのでしょうね、おそらく今回の調教は疲労回復に徹すると思われますので、あまり上積みはないと思います
 
また鞍上の内田騎手ですが、青葉賞でのインタビューで、追い出すのが少しはやかった、とコメントしていてダービーでのいい予行演習となったんではないでしょうか
 
そして一番注目したいのが血統ですね、父はディープ、母父ガリレオといった瞬発力とパワーを兼ね備えた良血馬です、雨が降って時計のかかる馬場になれば、パワーを生かして他のディープ産駒が振るわない中ヴァンキッシュランだけキレるということは大いにあり得ます
 
晴れて良馬馬で大外枠なんか入ってしまうと正直1着は厳しそうですが、毎年2.3着は中穴がくるのがダービーです、流し馬券の相手には積極的に買いたいです
 
青葉賞ではあまり追われているようには見えなかったので、疲れを完全に抜けた状態でダービーを迎えることを期待しています
 
追い切りでしっかり状態を見極めましょう
  

日本ダービー 有力馬 見解⑤ スマートオーディン

 

五頭目はスマートオーディンです

 

スマートオーディンといえば、ダノンシャンティの初年度産駒ですね

毎日杯では持ったまま1,1/4馬身差をつける快勝でしたし、京都新聞杯でもそこまで強く終われずに勝利し、安心してみていられました

 

世間的には今まで戦った相手が弱かっただけ、という意見もあり、今回皐月賞組と戦うのが非常に楽しみな一頭です

 

上がり3ハロンのタイムを見てみると

 

f:id:ryokeiba:20160525193005p:plain

 

安定して33秒台の脚を使えていますね、また32秒台も二回出しており、特に毎日杯で持ったまま32秒台の末脚を使えるのは非常に強いのではないかなと思います

上がりのキレだけみると今回のメンバーの中でもトップクラスです 

ただ共同通信杯では、今年の皐月賞馬ディーマジェスティに完敗してるじゃないか!!と思う人もいると思います

しかし自分はこのレースは度外視していいんじゃないかなと思っています

というのも休み明けで馬体重が東スポ杯から+12kg、全く絞れておらず完全に叩きあげのために使われたのでしょう

 

もう一つの強みとしては、鞍上戸崎騎手です

5/14(土)の京成杯で7番人気のサンライズメジャーを2着に持ってくると、翌日のヴィクトリアマイルでも同じく7番人気のストレイトガールで勝ち、翌週オークスでもチェッキーノをしっかりと2着でゴールさせました

東京がめっぽう強いんでしょうか、とても安定した騎乗が続いていて、かなり期待できると思います

 

キズナがダービーを勝ってから京都新聞杯からのダービーのローテーションはもはやトレンドといってもいいでしょう

父、ダノンシャンティが果たせなかったダービー制覇を松田調教師のマツクニローテ(NHKマイルを使ってないので違うかもしれませんが)そして初制覇がかかる戸崎騎手で、是非叶えて欲しいですね

 

スマートオーディンが勝てばドラマ性があり、個人的には一番応援している馬です

いい枠がひけることを願うばかりです!

 

 

日本ダービー 有力馬 見解④ リオンディーズ

 

四頭目はリオンディーズです

 

この馬は以前から気性面が問題視されていて、案の定皐月賞でも向正面でかかってしまっていましたね、そのせいか1000m通過のラップタイムが58.4秒というハイペースになってしまいました

しかし3コーナー手前で早くも先頭に立ったリオンディーズは意外にも粘りの競馬をし4位入線でした

3.4コーナーに入るまできつい向かい風を受け、しかもあのハイペースの中あれだけ粘れたのは立派でした

 

f:id:ryokeiba:20160524230555p:plain

 

今回注目している上がりの脚を見てみると意外にも新馬戦と朝日杯で33秒台の脚を使っているんですね、弥生賞ではおそらくダービーを意識してデムーロ騎手が前で折り合ったのでしょう

 

うん、難しいですね...

弥生賞皐月賞の感じから、前で折り合うとやはり今回もかかってしまう気がしてしまいます、かといって後ろから行くと上がりのキレでいったらディープ産駒>キンカメ産駒だと思うので頭は難しいような気がします

この馬が頭でくるときは前めにつけれて、途中かからずしっかり折り合えたときでしょう、また稍重なんかになってもある程度キレる脚を使えるパワーも感じますので雨が降れば買いですね

 

能力は高いので、あとは気性面だけですね

当日のパドックを見て決めた方が良さそうです