日本ダービー 有力馬 見解⑥ ヴァンキッシュラン

 
六頭目はヴァンキッシュランです
 
この馬の青葉賞の勝ち方を見ると、直線でもあまり追われず余裕を残して勝っているように見えますね
サトノダイヤモンドと同様、この馬もまだ実力を出し切ってないと感じるので、真の実力はわからないのではないかなというのが正直な感想です
 

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過去のレースの上がり3ハロンを見てみると、基本34秒台といったところでしょうか
東京2400を二回使って成績を残せていますので、距離適性は十分にありそうです
しかし逆に言えば、この東京2400を二回、阪神2000を使ってくるというローテーションが、青葉賞ローテ組のダービーでの成績不振につながっていると言えるでしょう
 
まだ完全には馬体が成長していない3歳で長距離を短期間で使ってくると、どうしても疲れが残ってしまうのでしょうね、おそらく今回の調教は疲労回復に徹すると思われますので、あまり上積みはないと思います
 
また鞍上の内田騎手ですが、青葉賞でのインタビューで、追い出すのが少しはやかった、とコメントしていてダービーでのいい予行演習となったんではないでしょうか
 
そして一番注目したいのが血統ですね、父はディープ、母父ガリレオといった瞬発力とパワーを兼ね備えた良血馬です、雨が降って時計のかかる馬場になれば、パワーを生かして他のディープ産駒が振るわない中ヴァンキッシュランだけキレるということは大いにあり得ます
 
晴れて良馬馬で大外枠なんか入ってしまうと正直1着は厳しそうですが、毎年2.3着は中穴がくるのがダービーです、流し馬券の相手には積極的に買いたいです
 
青葉賞ではあまり追われているようには見えなかったので、疲れを完全に抜けた状態でダービーを迎えることを期待しています
 
追い切りでしっかり状態を見極めましょう